2016年01月21日

ミニシアター制作

ミニシアターが完成しました。施工事例「仙台市青葉区E様邸」で様子がご覧になれます。

既存の状態は、戸建ての2階に6畳洋室+1畳のクローゼットが2セットになっていて、クローゼットを撤去し2室を繋げて14畳のシアタールームに改修するというものです。

最初に問題だったのは、クローゼット周辺に設置してあった柱4本。このうち2本は梁を補強することで撤去可能でしたが、あとの2本は寄棟のてっぺんの棟を支えていてどうにもはずすことができず、幅450mmの細い壁を作りました。この壁はただの壁ではなくこの中に15本ものスピーカーケーブルと太い映像用HDMIケーブルを通すことにしました。いずれどこかにそのパイプスペースは設けなくてはならず、センターコンソールに近いこのパイプスペースはちょうどいい位置でした。天井から吊り下げたプロジェクターの邪魔にもならず、ぎりぎりセーフの壁でした。基本的にスピーカーケーブルの配線は電線用の樹脂製のフレキシブルの管を配管し中に配線しました。将来ケーブルを交換することを可能にするのに有効です。

全体の構造は軽量鉄骨でフレームを組み、遮音材・吸音材・内装材を取り付けて、音を邪魔しないコットンでできたクロスを壁に貼りました。天井は映画を見るためにブラック特注塗装の吸音天井で、キャラメルのような模様です。床は衝撃吸収材・吸音材・合板3重張りの上に後に張替が可能なタイルカーペットを設置しました。お客様の希望で部屋の5分の2くらいの床を300mm高くして、後ろのソファーに座った人がスクリーンを見やすいようにしました。床から150mmの高さで踏み台を設置して、エッジには赤く光るLEDの埋め込まれたアルミステップを取り付けました。

壁付けスピーカー用の下地や全周に暗幕を設置するための下地に薄い鉄板を埋め込んであります。

完成後騒音測定しました。音源は100db音を出して、測定点でいくらの数値が出るかで減音のレベルを測定しました。2階の廊下で▲45.9db、1階玄関ホールで▲51.4db、1階リビング・外部玄関前・外部防音室直下では音源の音は確認できず測定不能でした。結果シアタールームで100dbの音を出しても外部には音漏れしないという性能です。予想通りの結果でした。

ちなみに100dbという音は新幹線がホームに入ってきたときの音・ピアノを思いっきり弾いた時の音などが100dbです。また、10db下げるということは音が半分になるということなので、50db下げるということは、半分の半分の半分の半分の半分ということなので、100の音を出すとすると50db下げた場所で聞くと3.125という聞こえ方になります。人によって聞こえ方は違いますが、ほとんどの人は聞こえないレベルです。深夜の外部の音が20db程度といわれていますから、音源の音の認識はできないということになります。

音楽を演奏する方・聞く方・静かな場所で勉強したい方など、とても静かな空間をご提案致します。当社の制作する防音室は規格にはまったものではなく、お客様の目的やご要望をお聞きした上で性能や色柄などのデザインを考え設計施工いたします。是非ご相談ください。
posted by とむす at 18:07| Comment(0) | 業務連絡
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